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アリゾナにあるカメラ屋へ、クレジットカードの番号とともに手紙を送って、1台のカメラを里帰りさせてやった。

30年も彼の地にいたんじゃあ、話す言葉は当然英語なのだろうけど、それでも意思の疎通は意外とスムーズにいくものです。
Canon F-1 + Canon 50mm F1.8 (100TMX)



遠い昔の、かすかな記憶。

削られ、色褪せ、殆ど消えかかっているけれど、本当にあったこと。

僕の身に不幸が起きなければ、人生はまだ半分以上残っているけれど、そろそろ謎解きをしておきたい、いくつかの事柄。

30年以上前、まだ3歳か4歳の僕が都会のデパートで母親とはぐれ、あろうことかデパートの外に出てしまい、泣きながら雑踏の中を彷徨っていた時、交番まで届けてくれた若い二人連れのサラリーマン。

あの二人のことを、僕は今でもよく考える。あなたたちは誰なのか?どこに住んでいるのか?今でも二人は友達なのか?明日、信号待ちの横断歩道で、通りの向かいに立っていたりしないか?
Leica IIIb + Jupiter12 35mm F2.8 (100TMX)



ここから出してくれ。頼むから。
Contax IIIa + Sonnar 50mm F1.5 (100TMX)



風邪引きますよ。
Rolleicord V / Xenar 75mm F3.5 (100TMX)



最近の自分は、あの頃の自分にとてもよく似ている。

もうまっぴらなのに。
Canon F-1 + W-Komura 28mm F3.5 (Tri-X)



結局、クルマの持つ「オーラ」のようなものが強いからなんだろうなあ。まるで70年代のヨーロッパの街角のような景色が、たった1台のクルマがそこにあることによって再現されてしまうのは。

僕なんかの世代だと、フロントノーズがこんな風に逆スラントしてるのがBMWなんだよねー。

ここ15年ぐらいのBMWのカタチは、「いつも当たり前のことしか言わない小太りの中間管理職のヒト」みたいな感じで、全然カッコ良くありません。
Leica M3 + Summicron 5cm F2 (100TMX)



雑誌「Natural Grow」ネタ。

ついこの間前号を買ったばかりだと思っていたら、もう新しいのが出ていた。これは隔月刊だから、僕は前号を、出てだいぶ経ったところで買ったワケだ。それに、てっきり2〜3冊(つまり4〜6ヶ月)買っていなかったと思っていたのだけど、バックナンバーのところを見ていたら、どうやら私が買いそびれたのはたった1冊だったことも判明。月日が経つのは早いのやら遅いのやら。

さて、今回のNG誌は今をときめく(なんて言ったら逆に失礼かな)小林紀晴の特集。

「写真学生」、私も読みました。っていうか、この人のことはこの本を読むまで知らなかった。本屋をブラブラしていたらこのタイトルが目に入って、どうやら現役写真家の私小説であるらしいというので、「うーどうしようかなー」と思っていた(つまりアタリハズレが激しそうなので)ところ、あとがきを椎名誠が書いていたのでそのままレジへ持って行った。

結論。ヨカッタ。

僕は涙を流すべきところではきちんと涙を流すように教育されてきたので、何箇所か泣きました。ついでに白状しちゃうと、椎名誠のあとがきでも泣きました。どうぞ買って読んでください。切ないです。
Rolleicord V / Xenar 75mm F3.5 (T-MAX100)



何かが今のままであり続けて欲しいと考えたり、今、手元に無い何かを欲するのはただの願望でしかなく

何かを失ったり、何かが手に入らないことを想像するのはただの恐怖でしかない

祈りは常にそれらとは別のところにあり、それは何かを失っても変わらぬ自分、何かが手に入らなくても変わらぬ自分を作り出す作業に他ならない

だから祈る人の顔は美しいのだ

僕自身は、天国も地獄も信じてはいない

もし信じていたら、僕はとても今のままではいられないだろう
Leica M3 + Summicron 5cm F2 (EPP)



僕には珍しく、どうして135mmなんて持ち出す気になったのかというと、それは沢田教一の「安全への逃避」が135mmで撮られた写真であることを、ある本を読んでいて知ったからだ。

「135mmかあ〜」

殆ど節足動物並みの思考回路しか持たない僕は、その瞬間から気分は戦場カメラマンと化し、キヤノンF-1にタクマーの135/3.5(品川の松坂屋カメラで「難アリ500円」で購入)をねじ込んで、上陸用舟艇が蠢く(本当はサーファー)茅ヶ崎の海岸へ、ホバリングするヘリから(本当はJR東海道線)降り立ったのであった。
Canon F-1 + SMC Takumar 135mm F3.5 (Tri-X)



この写真を眺めていたら、「さよなら、海の女たち」という椎名誠の作品タイトルを思い出した。「海の女たち」っていうのは、なかなかいい響きだなあ。

実はこの写真を撮ったのは朝の7時頃なのだけど、そんな時間から波と戯れる人間たちは、男も女も、みないい顔をしていた。
Canon F-1 + SMC Takumar 135mm F3.5 (Tri-X)


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