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久しぶりに悔し涙が出たから良しとしよう。

そんなもの、とっくの昔に忘れたと思っていたからなあ。
Leica MP + Summicron 5cm F2 (ACROS)



お坊ちゃん。

たまたま電車の中で見かけたアナタが、どこに住んでいて、どんなご両親に育てられているのか、アタシは知りませんがね、今のうちによーく外を見ておいてくださいよ。アナタがいずれ出て行くことになる世の中っていう場所で、大人たちが一体何をしているのか、今のうちからよーく観察しておいてくださいよ。

そりゃあ暴力はいけません。いい筈がありませんよ。暴力が正当化されるような世の中には絶対にしちゃいけません。もし暴力をふるったら、ソイツは周りから徹底的に非難されるべきだし、それによって失うものが沢山あって当たり前なんですよ。

でもね、そういうこととは別の次元で、やっぱり相手をブン殴らなければいけない時が必ずあります。頭突きを食らわせなければいけない時が必ずあります。特に男の子にはね。

「つい相手をブン殴ってしまった苦い経験を一度もしたことがないヤツ」が、果たして立派な人間たり得るか?っていうと、それはやっぱり違うんじゃないかなあと、アタシなんかは個人的に思うワケです。

だからお坊ちゃん。

今のうちからよーく外を見ておいて、自分はどういう大人になるのか、すこーしずつでいいから考えておいて欲しいんですよ。
Olympus XA / F. Zuiko 35mm F2.8 (Tri-X)



写真というものが、絵の他にあともう一つ、何かを表現できるとしたら。

この写真には「音」をつけよう。

確かに電車は空いていたけれど、それを「ハミング」と呼ぶにはちょっと大き過ぎる音量で、この女性は優雅なアリアを歌っていたんだ。気持ちよさそうにね。
Olympus XA / F. Zuiko 35mm F2.8 (PRESTO)



中央林間駅、時刻表裏のキス。
Olympus XA / F. Zuiko 35mm F2.8 (PRESTO)



人通りの多い、市場の通路のど真ん中に、一輪の荷車を無造作に停めて、果実を売る老婆。

商品である果実には値段が書いてあるわけではなく、道行く人に買ってもらえるように声をかけるわけでもない。ただじっと座り込んで前方を見ている。

いや、すでにその目は何も見てはいない。何も映ってはいない。何も燃えていない。

那覇にて。
Leica MP + Summicron 5cm F2 (ACROS)



彼らは、ここに来た時から上半身裸で裸足だった。裸足のまま、自転車を漕いでやってきた。真っ黒に日焼けした体には贅肉なんてこれっぽっちも無くて、筋肉は躍動し、頭のてっぺんから足の先まで、エネルギーに満ちていた。

「写真を撮らせてくれないか」とお願いしたら、何も言わずに、真っ白な歯を見せて恥ずかしそうに笑った。

沖縄・名護市にて。
Leica IIIb + Canon 28mm F2.8 (ACROS)



はい、許可なくレンズを向けたりして申し訳ございません。

それに、私の撮影に(知らずのうちに)ご協力いただいてここに登場する、名も知らぬ、だけどとびっきり素敵な皆様にも。
Leica DII + Summar 5cm F2 (ACROS)



特定の宗教も持たないし、当然、信心深くなどない僕は、神様が意地悪だとは思わないけれど、不公平だとは思う。その不公平を許せずに自分は不幸であると君が言うのなら、もうこれ以上、君を慰める言葉はありません。

強いて言えば、「一生、言ってろ」かな。
Leica MP + Summicron 5cm F2 (ACROS)



フィルムを変えてみた。といっても乗り替えたわけじゃない。フジには、さらに言えばその前に使っていたコダックにだって、何にも不満は無かった。ちょっとした火遊び。でもあまりにも具合がよければ本気になるかも知れない。

感材って、写真表現を左右する重要なファクターのひとつである筈だけど、「一度決めたらコレ!」っていう感じで、僕はこの部分ではあまり冒険をしてこなかった。ボディやレンズでそうだったら本当に良かったのだけど。

前にも書いたけれど、ドイツで僕の写真を熱心に観てくれている人がいて、メールをもらったのをきっかけに仲良くなった。いろいろと写真のことを語り合っているうちに話が盛り上がって、偶数月には日本では手に入らない(あるいは入れづらい)ヨーロッパのフィルムを、奇数月にはドイツで手に入らない日本人写真家の写真集(あるいは写真雑誌)を、お互いに送り合うという妙な「取り引き」が成立した。これは、その第一弾として彼が送ってくれたドイツ製のADOX。

Special thanks, Marko!
I came to quite like it!
Leica MP + Planar ZM 50mm F2 (ADOX CHS100)



深夜にタクシーで家に帰ったら、机の上に一通のハガキが置いてあった。

ちょっとしたトリックあり。ふふ、「らしい」なあ。

最後はこう結ばれていた。
我祈双方健康発展
我願歓談写行共大兄
我信実現於未来
佳人生佳写真佳交友
うん、その通りですね。あなたから長いことお借りしているキノプティック、苦労して自作したフードも何のそので、相変わらず強烈なフレアと格闘しております。なかなか手ごわい相手ですが、フィルム1本に1枚ぐらいは、ズドン!と来るのがあります。たとえばこんな風に。

35の失望と、1つの希望。

だから人生はやめられない。
Leica MP + Kinoptic Apochromat 50mm F2 (ADOX CHS100)


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