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それは俺が苦労して嵌めた蓋だ。

だから開けるな。

永久に。
Leica MP + Summar 5cm F2 (Fomapan100)



二眼レフを構える姿は、立小便をする時の格好に良く似ている。

だからおばさん、至近距離からそんなにジロジロ見ないでくれ。

っていうか、そんなところに居たの?
Rolleiflex Standard / Tessar 7.5cm F3.8 (DELTA100)



写真は以前にも増して精力的に撮っていて、毎週末、現像でヒイヒイ言ってるんですけど、前にもちらっと書いたドイツ(Chemnitz)での写真展がいよいよ本決まりになりましてね。

で。

この写真展はできるだけ未発表の写真で纏めたいと思っておりまして、最近撮った中で比較的出来のいい写真は、すべてそっちの候補に入ってしまっております。

よって、この「のび日記」で見せる写真があんまり無いんです。ってもちろん言い訳なんですけどね。
Rolleiflex Standard / Tessar 7.5cm F3.8 (TX)



確か中学校2年生の時だ。担任のK先生は、独身の若い女性だった。本当は結構可愛いのに、いつもうるさいことばかり言ってるから自然と険しい顔になってしまった、というのが僕ら男子の統一した見解だった。

その前後のいきさつはすっかり忘れてしまったけれど、そのK先生に、こうやって怒られたことがある。

「人間なんてね、最後は一人で決断して、一人で生きていくのよっ!」

おーおー、まだいたいけな中学生に向かって随分と難しいことを言うなあ、この人は。と、怒られている手前、いちおう神妙な顔をしながら心の中でそう思ったのをよく覚えている。

あー、ちくしょう。

なんで20年以上も経った今になって、あの言葉ばかり思い出すんだ。
PLAUBEL makina67 / Nikkor 80mm F2.8 (TX)



ローライフレックスというカメラは、カメラを真上から覗き込んでピントを合わせたり構図を決めたりする。

普通のカメラはレンズと同じ方向に自分の視線も向いているから、レンズの先にあるものが「現実」であることをなんとなく感知するけれど、視線が一度直角に曲がるだけで、途端にファインダーに写っている光景がバーチャルなものに感じられてしまうのは面白い。

つまり、そこで展開されているのは、予め筋書きが決められたドラマのようなもので、自分はそれを見て勝手にハラハラ・ドキドキしているに過ぎないという、そういう錯覚。傍観者的というか。

だから、「写真を撮ること」にあんまりガツガツしないで済む。「ま、いいシーンがあればね」みたいな。もともと小回りが利くカメラでは全然ないのだけど。このカメラを1日使っていると何となくスッキリして精神が安定するのは、多分そんな理由なんだと思う。

あとフォーマットね。フォーマットというのは出来上がる写真原版のカタチ・大きさのことなんだけど、このローライフレックスは6cm×6cmの正方形。(この写真を撮った1933年製のRolleiflex Standardはビミョーに縦長ですが)

正方形のフォーマットでは、撮りたいものをどーん!と真ん中に持ってくるのが正しい。余計なことは考えず、ただ気持ちに正直になれば良い。ヘンに構図に凝ろうとしても上手くいかない。自分の浅薄さが出るだけ。

まるで魔法の国の鏡みたいなカメラ。カメラに試される。
Rolleiflex Standard / Tessar 7.5cm F3.8 (DELTA100)



瓶ビールを飲みながら、風に揺れる暖簾を内側から眺めていたら、会社の人間から電話がかかってきた。

つまりコイツは、僕が休暇をとっていることを知らないわけだ。

すいませんね。いま、すごくいいところなんで。

とひとこと呟いて、僕は携帯の電源を切る。
PLAUBEL makina67 / Nikkor 80mm F2.8 (TX)



この直後、この人は首を傾けてピアスをつけ始めた。残念なことにマキナのインジケーターは、フィルムがもう終わりであることを示していた。
PLAUBEL makina67 / Nikkor 80mm F2.8 (TMY)



別に僕は灯台マニアではないし、むしろ殆ど興味はないのだけど、なぜか灯台を撮りたくなった。

剣崎(つるぎざき)灯台。三浦半島にある。

海側からはよく見えるけれど(当たり前だ)、山側からはあんまり目立たないところに建っているので、近くまで行くのがちょっと大変。「まさかこれが?」っていうような、軽自動車でさえすれ違えない細い農道が、灯台へ向かう唯一の道だったりする。いずれにせよ、最後は徒歩でえっちらおっちら、一度谷を下りて、また上らないとこの位置まで辿り着けない。

実はこの灯台には一週間の間に二度行った。一度目は、近くにクルマを停めて仮眠をしていたら寝過ぎてしまい、気づいた時には空がかなり白んでいた。それに雲がまったく出ていないのもイメージと違った。もっと不吉な感じが欲しくて、その数日後にまた行った。
PLAUBEL makina67 / Nikkor 80mm F2.8 (TMY)



「どうしてヒソヒソ声になっちゃうんだろうね。他には誰も居ないっていうのにさ」

と言って、やっぱり声を殺して笑った。
Leica MP + Summilux 50mm F1.4 (TX)



銀行強盗じゃあ、ありません。

玉ねぎを切る娘です。
Leica M5 + Summilux 50mm F1.4 (TX)


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