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レンジファインダーほどには、一眼レフに対しては注文はないので、写ればオッケーという感じだし、基本的には好んで使うことはない。僕が撮るような写真では、一眼レフじゃないから困ったという経験もないし、特に期待することもない。

それでも、手元に一台もない期間が長く続くと、軽い発作のような感じで欲しくなってきて、あれこれ物色し始めたりする。

ライカとマキナは、「写真を撮るのに必要な道具」という地位まで僕の中では昇格しているけれど、一眼レフは今のところそうではない。必ずしも必要ではないからこそ、すぐに飽きて売ってしまったりもするんだけど、たまに愛でる機械として存在することで、僕の中で何かのバランスが取れているような気はする。
Nikomat FTn + Nikkor 35mm F2 (TMY)



晴れた平日の昼下がり。王子から都電に乗って三ノ輪まで行った。

乗客はほぼ全員老人で、お友達同士で乗って来た人が多いのか、あるいは乗ったらそこに友達がいたのか、とにかくひたすら喋り続けている。

話題はもっぱら二つ。

一つは他人の病気の話で、もう一つは自分の病気の話。

でもみんな、どう見ても元気そうだ。長生きしてくれよな。
Leica M5 + Summilux 35mm F1.4 (PRESTO)



この時期は年末以上に忙しいものだが、今年は特に忙しい。どんな風に忙しいかというと、いつまでにAを終えるためにはいつまでにBを終える必要があり、いつまでにBを終えるためにはいつまでにCを終える必要がある。ところがCを終えるためにはAが終わっている必要がある・・・みたいな感じで忙しい。整然としない。どっちが頭で、どっちが尻尾なんだか、さっぱり分からない。忙しさのあまりマットを発注するのを忘れていて、宮崎の額屋には迷惑をかけた。
Semflex / P. Angenieux X1 75mm F3.5 (TMY)



風と海と太陽。

満腹。

そして、音も立てずに足元を猫が行く幸せ。
Leica M5 + Summilux 35mm F1.4 (TMY)



もう今回はただの宣伝です。許して。

写真展。いよいよ明日の午後から搬入だ。

いつも持ち歩いているモレスキンのノート(ネタ帳とも呼ぶ)にある「やることリスト」の、びっしりと書き込まれたすべての項目にチェック印が入った。今夜はもう寝るだけ。

準備が予定通りに終わっただけだとは言え、これは祝杯に値する。というわけで一人赤ワインで乾杯している。さて、ちょっくら風呂にでも行くか。久しぶりにぐっすり眠れそうだ。

新宿・曙橋 MOTT galleryにて。あなたのご来場をお待ちしております。
PLAUBEL makina67 / Nikkor 80mm F2.8 (TX)



寂しい人が寂しそうな背中をしているのは当然のことだ。シアワセな人がシアワセそうな笑顔を見せるのも当然のことだ。

問題は、寂しいのにシアワセそうな笑顔をつい見せてしまう、あなただ。
Leica M5 + Summilux 35mm F1.4 (TMY)



写真展が終わって1週間。その間に、僕の中から何かが消え、何かが生まれた。日々の生活に神秘は存在しない。瞬きするよりも速い1/125秒の間に、それは生まれ、消えてゆく。

この歳になってこんな気持ちになるとはね。
Nikomat FTn + Nikkor 28mm F3.5 (TMY)



ふと壁のコルクボードに留めてある三共カメラの保証書を見ると、M5を買ったのがちょうど一年前の今日だった。

去年の手帳を見ると、その日は金曜日で、しかも僕は会社が休みだったことが分かる。午前中に三共へ行って買い物をし、そのままいつも同じ喫茶店へ入り、濃い目のコーヒーをすすりながら、買ったものを眺めたり弄ったりするのが「儀式」だから、きっとこの日もそうしたに違いない。あれは至福の時間である。

一年以上も同じカメラを使い続けることは、僕の場合珍しい。新しい機材を買ったところで、何の決心も無いし、理想も理念も無い。手放したくなったら(あるいは、手放さざるを得なくなったら)手放す。それだけ。でも、これはもうしばらく使うだろう。世間的な、あるいは歴史的な評価がどうだか知らないけれど、実際に使ってみると、これは実にしっくり来る。それは決して感覚的なものではない。すべてがよく考えられている。

このカメラが売れずに失敗した時、ライツ社は思い知っただろう。消費者は馬鹿だということを。
Leica M5 + Summilux 35mm F1.4 (PRESTO)



彼女が手にしているのは、スーザン・ソンタグの「写真論」だ。

読んだことがある方はご存知のように、こんな笑顔がこぼれるほど、面白おかしい本ではない。僕なんて、1/3ぐらいまで読んではまた最初から読み直すということを、もう三回も繰り返している。書いてあることが、これっぽちも理解できない。
Leica M5 + Summilux 35mm F1.4 (PRESTO)



今回はここに何を書こうかと、この写真をじっと眺めていて思い出した。

「のびさんの写真って、白い部分が多いですよね」

と言われたことがある。わりと最近のことだ。それを聞いて僕は驚いた。「自分の撮る写真における白い部分が占める割合」についてなんて、今までに一度も考えたことがなかったからだ。思いもよらない事実を指摘された時、つまり否定も肯定も出来ない時、我々が発する返事は「はぁ」だ。だからこの時の僕も「はぁ」とだけ言って、それでこの話は終わってしまったと記憶している。

せっかく話題を振っていただいて、そこから話を発展させられれば良かったのに、申し訳ないことをした。テクニックも知識も理念もなく、ただ撮りたいものを撮りたいように撮っているだけだと、こういうところでボロが出る。

もとより、画面の中の黒い部分と白い部分の比率に何らかのセオリーのようなものがあるのだとしても、そういうことにはまったく興味が無いので、「別に白い部分が多くたっていいや。だって考えたこともないんだし」というのが結論ではあるのだけど。
Leica M5 + Summilux 35mm F1.4 (PRESTO)


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