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どちらかというと僕は、一番前で先生の話を聞かずによそ見をしている、体の小さな男の子だったな。
Leica M5 + Canon 50mm F1.4 (TMY-2)



これは会社の友人。初めてM型ライカのオーナーになって30分後、人はこういう表情をしているというサンプルでもある。手にしているのは、ついさっきまで僕の所有物だったM4-Pとズミルックス35mm。

僕の手元に来た機材は、色んな事情や思惑を抱えて、またすぐにどこかへ旅立ってしまうことが多いのだけど、今はまたライカM5と、エルマー3.5cmのセットに戻っている。ただし、どちらも二代目。

レンズに関して言えば、「明るいレンズ」に対するコンプレックスというか、依存はまるで無いので、ズミルックスもエルマーも同じ感覚で使っているつもりだし、実際に出来上がったものを見ても、F1.4だからどうだとか、F3.5だからああだとか、その手の感想は余り無い。結局は気合だと思う。
Leica M5 + Elmar 3.5cm F3.5 (TMY-2)



最高のレンズに、最高のシチュエイションなのに。

もうちょっと絵になる被写体は居なかったのか。
Leica M5 + Canon 50mm F1.4 (TMY-2)



上手く行かん。

色んなことが。

タカをくくっていたら、してやられたり。
Leica M5 + Elmar 3.5cm F3.5 (TMY-2)



初夏の生まれのクセして夏が大嫌いなのは、必ず最後に切ない気持ちにさせられるから。
Leica M5 + Summar 5cm F2 (TX)



雄弁になってはいけない。

言いたいことを全部言ってしまった後の、悲しき丸裸。

分かってくれる人は、分かってくれる。みんなに分かってもらうことが、そんなに大事か。
Leica M5 + Elmar 3.5cm F3.5 (TX)



雨の夜というのは、どうしてこんなに魅力的なんだろう。そわそわする。居ても立ってもいられない。

快晴の下じゃ写真なんて撮る気にまったくならないけれど、雨が降ると自分の中の何かが疼く。
Leica M5 + Elmar 3.5cm F3.5 (TX)



歳をとるにつれて、大事と思えるものが増えた。

その倍ぐらいのスピードで、どうでもいいやと思うものも増えた。
Leica M5 + Elmar 3.5cm F3.5 (TX)



1946年のエルマー (1)

1946年に作られたエルマー50mmをずっと探していた。

血眼になって探していたワケではないけれど、常に気にかけてはいた。それは、僕が生まれて初めて使ったライカのレンズが1946年製のエルマー50mmで(もちろんそれはたまたまで、後から調べて知ったことだ)、僕はそのレンズによって実に多くのことを経験し、学んだと、今になってしみじみと思うからだ。そのレンズは、ずいぶん前にどこかへ行ってしまった。

エルマーにも色々あるらしくて、中でも「赤」とか「旧」とか呼ばれてるヤツが「なんか良いらしい」のだけど、どこがどんな風にいいのか、自分では使ったことがないからよく分からない。それらが良いのは事実ではあろうが、自分の言葉で語れないものは真実ではない。でも「1946年のエルマーは特別な存在である」というのは、少なくとも僕の中では真実である。
Leica IIIb + Elmar 5cm F3.5 (TX)



1946年のエルマー (2)

さて、1946年製のエルマー50mmって、いったいこの世に何本あるのか。

英Hove社が1994年に出した「Leica Camera and Lens Pocket Book 6th Edition」を見ると、エルマー50mmの1946年までの数年間の生産数は、こんな感じになっている。

1939 - 13,782
1940 - 7,183
1941 - 7,195
1942 - 2,273
1943 - 539
1944 - 234
1945 - 2,507
1946 - 6,134

ドイツがポーランドに侵攻した1939年に1万4千本近くあった生産数は、敗戦の色濃い1944年になるとわずか234本で、ここまで来ると、さすがにレンズ作っている場合ではなかったのだろうな。ほぼ全数が軍への納品かも知れない。

これが1945年になるとかなり復活する。
Leica IIIb + Elmar 5cm F3.5 (TX)


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