LinksTOPGallery Index

Gallery33

Prev. <- -> Next




バスを降りたら、酷い吹雪だった。
Leica M5 + Elmar 3.5cm F3.5 (TX)



Leica R3 + Super-Angulon 21mm F4 (TX)



青森へ行ってみようと思ったそもそものきっかけは、故・小島一郎氏の写真展(青森県立美術館)だった。

まずは、この写真展に合わせて編まれた写真集(つまりこの写真展の図録?)を取り寄せた。この写真集で満足していたら、わざわざ青森くんだりまで行くことは無かった筈だ。

ところが満足出来なかった。

氏の写真を見るのは初めてだったけれど、何かが違う気がした。もはやそれは疑念などではなく、「こんな筈じゃない」という確信だった。
Leica R3 + Super-Angulon 21mm F4 (TX)



確信は当たった。

薄暗い展示室の真ん中で、写真たちの静かな息づかいを聴いた。

小島一郎展はよかった。

とてもよかった。
Leica M5 + Elmar 3.5cm F3.5 (TX)



Leica R3 + Super-Angulon 21mm F4 (TX)



青森県立美術館も気に入った。簡単に行くわけにはいかないけれど。

美術館という場所が好きだ。

出来ればヒトケが無くて静かな方が良い。東京には有名な美術館がいくらでもあるけれど、いかに世界的名作が展示されていようとも(実際、いつだって展示されている)、まずこの点で気が進まない。

東京ドームでローリング・ストーンズを観るよりも、東中野あたりのどうってことないジャズクラブで(東中野にジャズクラブがあるかどうか知りませんが)、無名のピアニストの演奏をたまたま聴いて深く感動しちゃうみたいな、そういう感じが好きだし、そんな作品や作家を僕らに紹介してくれることを、美術館には期待する。

まず好きなのは埼玉県立近代美術館。自転車で(その気になれば歩いてだって)行ける距離にある、「おらが町の」美術館。ホントにどうってことなくて、この上なく地味なんだけど、いい企画をしてくれる。わざわざ観に行くよりも、買い物ついでふらっと立ち寄ったりすると、「おらが度」がさらにアップしてなかなかいい感じだ。実際、この間いたオバチャンは買い物袋からネギが覗いていたしね。ふふふ。いいでしょう?

それに水戸芸術館。常磐自動車道を使えば1時間かそこらで水戸I.Cまで行けちゃうので、数ヶ月に1回、展示が入れ替わるとだいたい行く。ここのキュレーターはまったく天才だと思う。超有名美術館なのに空いているのがいい。これは美術館としての「格」を保つために、絶対に混雑しない仕組みが巧妙に隠されているに違いない。「いつ行っても混んでる」なんていうのは、ラーメン屋でも、美術館でも、僕的にはもうそれだけで三流なのだ。

どちらも写真を中心とした展示は非常に少ない。少なくとも、僕が展示スケジュールをチェックし始めたここ3年ぐらいの間では記憶が無い。でもまぁ、そんなことはどうでもよい。

写真専門の有名どころとしては、東京都立写真美術館というのがあるが、恵比寿まで行くのが億劫であまり行けていない。直線距離でわずか20kmの地点にある恵比寿が遠くて、100km彼方の水戸が近いという、精神的な距離感の問題は、考えてみるとなかなか面白い。
Leica M5 + Elmar 3.5cm F3.5 (TX)



Leica M5 + Elmar 3.5cm F3.5 (TX)



正直言うとさ、

言ってることの1割も分からなかったんだけどさ、

でも僕は楽しかったよ。

本当だよ。
Leica R3 + Super-Angulon 21mm F4 (TX)



もはやこれは愛憎関係なんですよ。

肩の力を抜いて、楽しみながらシャッターを押せばいいのです。

なんて今頃言われても。

ここまでドロドロの関係になっちまって、今さら気のおけない友達に戻るなんて、そんなの無理だって。
Leica M5 + Elmar 3.5cm F3.5 (TX)



まずはビールを飲みながら何かつまんで、最後にゆっくりとメインのメシを食おうと思っていたら、6時で閉店だというので大慌てで飲んで、食った。その代わり朝は5時から開けているとのこと。

五所川原駅前で。
Leica M5 + Elmar 3.5cm F3.5 (TX)


Prev. <- -> Next

LinksTOPGallery Index

inserted by FC2 system