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Leica M5 + Summilux 35mm F1.4 (TMY)



何人かの人を怒らせ、何人かの人をがっかりさせ、何人かの人を悲しませた。

まだ数日残しているけれど、僕の2009年4月を表現するとこうなる。

疲れた顔にだってなるさ。
Leica R3 + Summicron 50mm F2 (TX)



Leica M5 + Elmar 3.5cm F3.5 (TX)



本日午後3時30分頃、川崎駅付近を走行中のJR東海道線上り車内において、乗客ののびさん(42)のスイッチが急に入った模様。

「写真展やるぜっ!」と大声で叫びながら車内を走り回ったとの証言もある。

さあて、スイッチが入っちまった。詳細はココな。
Leica R3 + Super-Angulon 21mm F4 (TX)



君の言うことは正しい。ひとつも間違ってない。それは僕が保証する。なぜなら、聞いているとあくびが出るからだよ。
Leica M5 + Summilux 35mm F1.4 (TX)



誰だっていつかは死ぬけれど、死ぬことによって終わるのはその人の人生だけじゃない。

「トランジスタ・ラジオ」という曲を、僕は高校生の時に聴いた。それまで洋楽オンリーだった僕にこの曲を聴かせてくれたのは、同級生の千田君だった。へぇ、日本にもこんな音楽をやるヤツがいるんだ、と思った。千田君は体が弱くて、やがて学校に来なくなった。

僕は進学校の劣等生だった。進学校の劣等生というのは、存在自体が無意味だ。よく授業をサボって屋上で寝転んだ。タバコだって吸った。イヤホンから流れてくるのはオジー・オズボーンだったけれど、あの曲の歌詞を見事に真似している自分と、千田君のことを少しだけ考えた。
Leica R3 + Super-Angulon 21mm F4 (TX)



社内で、定期的に写真コンクールのようなものが開催される。Y部長はこれを楽しみにして毎回応募しているが、金賞をかっさらうのがいつも「小さな子供の写真」であることに納得が行かないらしく、「あれはズルいよなぁ」とよく嘆いている。Y部長が一向に入選しない理由は別にあるような気がするけれど、僕もそう思う。

どれだけ自分の写真をこねくり回したって、いや、こねくり回すからこそなのか、家族を撮った写真には到底かなわない、と常々思っている。そしてそれは、赤ちゃんをクローズアップで撮ったような写真よりも、正月や法事の席での、一見ありがちな集合写真を見せられた時に、強く感じる。

おばあちゃんがいて、母がいて、娘がいて、兄がいて、お嫁さんがいて、さらには今はこの世にいない人が写真の中ではまだ生きていたり、その時にはまだ生まれていなかった人が現実にはいたり・・・つまり、一枚の写真が「意味」を持っている。自分の血の中に連綿と続く、ルーツと未来。それは当事者にとって極めて大事な「意味」だ。構図だの、タイミングだの、その程度のことを取り沙汰するのが精一杯の街中スナップなんて、これには太刀打ちできない。

写真を通じてお知り合いになった方に、ご自分の家族の、(ここが大事なんだけど)ありのままの姿を一貫して撮り続けている人がいる。やはり年頃のお嬢さんともなると、レンズを向けられることにあからさまな拒否反応を示すこともあるようだけど(ウチもそうだ)、こういう写真が本当に素晴らしいと思うのは、彼ら、彼女らが、オヤジが撮った写真をしみじみと眺めてくれる日が、いつか必ず来ることだ。それは写真というものの本質でもある。
Leica M5 + Summilux 35mm F1.4 (TX)



40歳を過ぎ、人生のおよそ半分を消費してしまったのだと自覚した瞬間から、死ぬ時のことを考えるようになった。何がどうなれば、「ああ、いい人生だったなぁ」と思いながら死んで行けるのか、そのことばかり考えている。この先の40年は、ここまでの40年と決して同じ長さではない。

もう答えは持っている。半分までは自分の努力次第でどうにかなるが、その先の半分は神に祈るしかない。

「どんな人生だろうが、死ぬ時には満足すると思う」と、真顔で言ったヤツがいた。考えられる限り、これは一番つまらない答えだ。そんな人生は送りたくないね。
Leica R3 + Super-Angulon 21mm F4 (TX)



少しだけのび日記を留守にした。

白状すると、のび日記はもう終わりにしようと思った。やめざるを得ないというか。皮肉なことに、そう思った瞬間から、写真が、カメラが、視界に入るものすべてが、大事なものに思えてきた。意味のあるものに思えてきた。写真に撮らなければと思った。

「これが僕のすべてです」

と他人に見せられる点において、僕はラッキーだった。喉元に切先を突き当て、あとは3つカウントするだけだったが、こいつをもう少し生かしておくことにした。これが僕のすべてだから。

写真への愛は、今までの何十倍にも膨れ上がっています。これからもどうぞご贔屓に。

そして、ご心配いただいた皆様に心からのお礼を。
Leica R3 + Super-Angulon 21mm F4 (TX)



確か田端か、日暮里のあたりだったと思う。会社へ向かう電車の中から、ほんの数秒間だけ、小さな墓地が見える。

その区間を通り過ぎる時に、たまたまその方向を見ていた、ということを何度か繰り返すうちに、あることに気づいた。

若い男が、いつもたった一人で、その墓地にいる。今風の髪型と服装をした、どこにでもいる若い男だ。

男は腰掛けて本を読んでいる。はっきりとは分からないけれど、おそらくいつも同じ墓の前で。

男は昨日あったことを報告する。あるいは、ちょっとした悩み事を打ち明ける。それを静かに聞いている人が誰なのか、僕は想像する。
Leica M5 + Elmar 5cm F3.5 (TX)


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