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撮りたいもののイメージが明確にあったところで、その通りの写真が撮れることなど期待すべきではないし、実際に撮れやしないのだから、結局、彷徨う。

彷徨う。

彷徨う。

観念的というか、人生という長いスパンでは行くあてもなく彷徨い続けているのが人間という動物だけど、寒空の下を2時間歩き回って1枚の写真も撮れなかったとしても、妙に清々しい気分でいられるのは、まさのそのミニチュアなのかもな、とも思う。
Leica M5 + Summilux 35mm F1.4 (TX)



この橋を渡ると、向こう側は海だ。

もっとも、こんなに暗くなってから行ったって、「波の音がするからそこに海があると分かる」だけなんだけど、僕の場合はそれでもいいんだ。
Leica M5 + Summilux 35mm F1.4 (TX)



夜にあてどもなく街をうろつくなら、冬がいい。寒ければ寒いほどいい。

そして、途中で見つけた店にふらっと入って、熱燗とモツ煮込みで一杯やったりする。

オヤジ最高。
Nikomat FTn + Nikkor-H Auto 28mm F3.5 (TMY)



同じ状況に置かれても、以前とは違う行動を選択している自分に気づくことがあって、そんな時、「ああ、俺も大人になったなぁ」などと思ったりするわけです。

この、「大人になった」というのは、プラスとマイナス両方向のベクトルを同時に孕んでいるわけですけど、いずれにせよそれは、普段われわれが「我慢」という日本語で呼んでいるもののことです。

根っこがガキなので、齢四十三にしてまだ成長しているという話。
Leica M6 + Elmar 9cm F4 (TX)



Leica M6 + Summilux 50mm F1.4 (TX)


今、頭の中ではEAGLESの"The Sad Cafe"が流れている。EAGLESの最後のアルバム(ライブと再結成を除く)である、「The Long Run」のラストの曲。いわばEAGLESの辞世の曲だ。

写真はお気に入りの場所のひとつだった、横浜・日本大通のZAIM cafeにて、2009年12月下旬に撮影。

今はもうない。

被写体が何であろうと、写真を撮れば必ず写るもの。それは、無情にも去り行く時間の流れ。




Leica M6 + Elmar 5cm F3.5 (TX)


家に帰ると、玄関の前に7つのダンボール箱が積み上げてあって、一つずつ荷を解いた。そのうち2つの中身は完全にゴミ。ちきしょう、このゴミさえいとおしいぜ。

僕らが買出しに行っている間、ひとり留守番をしていた彼は、あのポートレートの小部屋に佇んで、少し泣いたって言ってたな。泣かせるような写真じゃ全然ないんだけど、でも彼には分かっちまったんだな。嬉しかったよ。

さあ、写真を撮らなきゃ。




Rollei35 LED / Triotar 40mm F3.5 (TX)


10ヶ月ほど周りをきょろきょろ見回しながら走ってきたから、ちょっと疲れた。

今また再び、前だけを見てゆっくり歩けるようになったのが嬉しい。




PLAUBEL makina67 / Nikkor 80mm F2.8 (TMY)


同じ職場の後輩で、えー、仮に名前をサトウアツシ君としましょうか。ってぜんぜん仮名になってないんだけど、とにかくそのサトウアツシ君がある日、僕にこう言いました。

「昨日、陶芸教室に行ったんですよ」

「へぇ、なんでまた?」

「いやぁ、皿が足りなくなっちゃって」

皿が足りない→買うのもいいけど、自分で作ってみるのも面白そうだ。

皿が足りない→急いで作らなきゃ。


彼の思考回路がどちらなのか、正直わからない。かなりの確率で後者という気がするが、こっちもそれ以上聞かない。聞いちゃいけない雰囲気がある。だからそこで話は終わる。そっとしておく。

新潟出身の三十代半ば。独身。非常に朴訥としている。朴訥とし過ぎていて、逆にモテる。

なんでこんな話をしたかというと、ある和食器のお店を紹介しようとして、ふと思い出したのです。

うつわ屋ゆらり堂

この店を紹介することになったいきさつは割愛しますが、まぁひとことで言えば、ここの若旦那へのお詫びですね。っていうか、こんなトコで紹介してもお店の売り上げにあまり貢献できないような気がしますが、若旦那がそれで満足ならいいや。

よろしければなんか買ってください。僕は有田焼のめし碗2つと、魚の形をしたかわいいフリートレイを買いました。




Leica M5 + Canon 25mm F3.5 (TX)


望むと望まざると、社会というところで他者と関わり合いながら生きている限り、周囲からあらゆる期待をされることは免れないし、常にその期待に応えていける人間でありたいと思っている。

でもさ、やっぱ無理なものは無理よ。自分が一番嫌いで、今までしてこなかったし、これからも絶対にしたくないことを実は期待されてたってさ。

おべっかなんて、ムリムリ。




Rollei35 LED / Triotar 40mm F3.5 (TX)


これに関しては一切の合理的な説明は出来ないのだけど、とにかく写真展開催を口実に色んなボディやレンズを買った。

同時に、これは僕のカメラ・レンズ買いの傾向でもあるのだけど、その殆どはかつて持っていたモノの再(々)購入だったりするから、本当の意味での初体験はローライ35だけだった。

そのローライ35に関して、買った動機から今に至るまでのことはすべて省いて結論だけを言うと、ライカの代わりにこれ1台っていうのもアリかもな、というのは実はかなり本心で、今はテッサーがついたフツーの35を物色中。写りはトリオターで大満足だけど、LEDには1/30以下が無いのが自分としてはツラい。かといって2.8までは要らん。

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かつて「裏のび」と呼ばれたブログがあって、そこへURLつきでコメントをくれた方々を整理してみた。すでに「Links」の一番下にある。

今のところは、敢えてコメントをいただいた際のお名前で紹介してあるけれど、それはその方が僕にとって親しみやすいからで、いずれ本来のタイトルに直します。

コメントと一緒に提供いただいた情報を整理しただけだから問題ないと思うのだけど、不都合ある方はご一報を。

あの写真展とブログが残してくれたものがこれだとするなら、僕はかなり満足です。



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